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出産と陣痛


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◆ お産を知らせる3要素の1つ 〜陣痛〜

一般的に、妊娠36週くらいになると、いつ出産が始まっても不思議ではありません。この頃には、「そろそろ出産なので、しっかり準備をするように」というサインがいくつか出てきます。たとえば、「おなかの張り」、「トイレが近くなる」、「胎動が減る」、「胃がスッキリする」、「おりものが増える」、「恥骨のあたりが痛む」といったサインです。

そして、その次にやってくるのが、「準備」を促すサインではなく、出産そのものを告げるサインです。これには主に3つのサインがあります。おしるし、陣痛、破水の3つです。これらは、人によって発生する順番が違います。また、たとえば、おしるしがまったくなかったり、あるいは、あっても気づかなかったりすることもあり、この3つのサインが誰にでも必ず起こる、という風には考えないでください。

さて、このページでは、出産を告げる3つのサインのうちの、陣痛について、くわしく見ていきましょう。


◆ 陣痛とは、子宮の収縮

陣痛は、子宮が収縮することから発生します。なぜ子宮が収縮するかといえば、赤ちゃんを押し出すために、そういう動きをするのです。陣痛の痛みは、キュッ、とお腹がかたくなる感じです。しだいにこの痛みは増していきます。

そもそも子宮というのは、平滑筋(へいかつきん)という筋肉でできあがっています。この平滑筋が、赤ちゃんを押し出すために、一定のリズムで伸びたり縮んだりを繰り返します。押し出された赤ちゃんは、出口に向かって進み、その際、産道、骨盤、膣を押し広げて進みます。陣痛の痛みは、こうした一連の動きのなかで発生すると考えられています。


◆ 陣痛特有の痛み

陣痛がピークに達したときの痛みは、まさに、経験者でなければわからない痛みでしょう。人によって感じ方は異なりますが、「産道が引っ張られるような痛み」、「神経や骨が押されるような痛み」、「下腹部が締めつけられるような痛み」などがあり、あるいは、こうした様々な痛みがミックスされ、波のように襲いかかってきては、スーと引いていきます。しかし、上に記したように、単に子宮が収縮するだけでなく、それにともなって、赤ちゃんが産道や骨盤、膣などを圧迫しつつ下におりてくるのですから、陣痛の痛みが複雑な痛みになるのは、ある意味では、当然のことです。


◆ 陣痛の進み具合

「陣痛には個人差があります」とだけ書いたのでは、何の参考にもなりません。そこで、平均的、一般的な陣痛の進み方を記しておきます。

まず、通常、軽いおなかの張り、といった程度のものから陣痛は始まります。やがて、規則的に、一定の間隔でやってくるようになります。最初の間隔は、40分〜50分おきにやってきます。その際、痛むのは15秒から20秒ほどでしょう。

そして、陣痛が本格的になるのは、最初に痛みを感じてから数時間〜10数時間経ってからで、痛みの間隔も10分程度になってきます。もしもこのあたりで急激に痛みを感じることがあったら、すぐに病院へ行くべきです。


◆ 前駆陣痛(ぜんくじんつう)とは?

いわゆる「陣痛のリハーサル」とも呼ばれているものが、前駆陣痛です。これは、陣痛らしきものですが、本物の陣痛とは違います。痛みは陣痛に似ているけれど、発生が不規則だったり、規則的かと思ったらそのうちに消えてしまったり、というのが特徴です。いずれにしても、陣痛らしき痛みが始まったら、しっかり時間を計るようにすることです。そうすれば、本物の陣痛と前駆陣頭とは、ちゃんと区別がつくはずです。


◆ 陣痛開始 → 病院に連絡?

上の前駆陣痛とも関係しますが、とにかく「おなかの張り」を感じ、おや、これは陣痛かな、と思ったら、秒針のある時計で計るようにしましょう。最初の張り(痛み)から30分以上して、またおなかの張りがあり、その後も引き続き張りを感じたら、陣痛の可能性大です。

本格的な陣痛開始は、10分間隔の痛みが途切れずに繰り返されたときです。なお、2人目以上の経産婦さんの場合は、15分間隔です。

そして、このように、10分間隔(15分間隔)で痛みが繰り返すようになってきたら、病院に連絡し、入院するようにしてください。痛みが10分間隔(15分間隔)になるのは、最初におなかの張りを感じてから、半日近くかかるのが普通です。したがって、最初におなかの張りを感じ、これは陣痛の始まりかな、と思った時点で、即、入院する必要はないわけです。ただし、急激に激しい痛みが襲ってきた場合は、別です。その場合は、すぐに入院すべきです。

実際のところ、病院によっては、あまり早く来院されると、「まだ早いよ」といって返されることもあります(本当に)。したがって、直接行く前に、電話で状況を説明する余裕を持ちましょう。
※※ 夜間とか、産院が総合病院である場合など、直接病院に行って話を聞くより、電話で話をする方が、うまくつながるケースがあります。

また、陣痛の発生の仕方にしても、上記の説明は、あくまでも一般的な発生の仕方で、個人個人によってまさに千差万別ですから、これが果たして陣痛なのか、と自分自身の状況に不安を感じたら、病院に電話して、指示を仰ぐようにしてください。


◆ 病院とのコミュニケーション 〜電話で状況を伝える場合の必須項目〜

まず、当たり前のことですが、病院の代表番号、夜間の場合の番号、直通番号等、24時間いつでも連絡が取れるように、携帯に登録したり、電話機の横に貼り付けて置いたりすること。

(電話で伝えること)
<1>氏名・妊娠週数
<2>陣痛が始まったということ
陣痛の開始時間、電話している今現在の陣痛の間隔、痛みの程度など
<3>おしるし・破水・出血などの状況

(「 出産と陣痛 」の記事 終わり )











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