「産褥期のトラブル(子宮復古不全)」
◆ 子宮の収縮が遅れること
産後、子宮は元の大きさに収縮していきます。しかし、この収縮がうまくいかないことがあります。これを、子宮復古不全と呼んでいます。
子宮復古不全の場合、症状として、血性の悪い悪露がたくさん出ます。そして、それが長引きます。したがって、この悪露の色や量に注意する必要があります。異常だと思ったら、医師に相談してみましょう。1ヶ月健診が来る前でも、ヘンだなと感じたら、受診した方がいいです。具体的には、いつまでも赤色の悪露が続いたり、血の塊が出たりしたら、要注意。
子宮復古不全の原因として考えられるのは、卵膜や胎盤の一部が子宮内に残っているケースです。これがいちばん多い原因です。また、子宮筋腫がある人、多胎妊娠だった人にも起こりやすくなります。さらに、出産の際、微弱陣痛が長引いた人、出血が特に多かった人などにも、起こりやすくなります。
子宮復古不全を起こした場合の治療法ですが、子宮収縮剤や止血剤、抗生物質などで治療します。時には、子宮内を掻爬(そうは)することもあります。