「産褥期のトラブル(産褥熱)」
◆ 産後2〜3日後に発生する高熱
産後、2〜3日後に、38度〜39度の高熱が続くことを産褥熱といいます。悪寒をともなうのが普通です。
産褥熱の原因は、分娩の際、膣壁や子宮壁にできた傷から細菌が入り、感染を起こすためです。
産褥熱と診断されたら、抗生物質の投与などを受けます。それで治ります。
病院出産が一般的でなかった時代には、産褥熱はとても恐れられていました。子宮内膜炎を起こし、第2子不妊を引き起こしたりしたからです。また、母胎を危険にさらすこともあったからです。
しかし、施設出産が当たり前になってきた現在では、消毒などにより、衛生状態もよくなり、産褥熱は少なくなっています。
ただ、完全に消滅しているのではありません。予防策を講じる必要は、依然としてあります。たとえば、悪露のパッドを交換する際など、常に清潔を保つよう、きれいに拭き取ってください(前から後ろに拭くこと)。
なお、産褥熱と紛らわしい高熱もあります。産後、乳房が張って来るにしたがって、一時的に微熱が続くことがありますが、これは産褥熱ではありません。また、産後は、授乳することで尿の量が減り、膀胱炎になることがあります。ここでも高熱が出ますが、これも産褥熱とは別です。なお、膀胱炎の予防として、水分をたっぷりとり、トイレにはまめに行くように心がけましょう。
(「 産褥期のトラブル(産褥熱) 」の記事 終わり )
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