「産褥期のトラブル(妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病の再発)」
◆ 再発、後遺症に注意
妊娠高血圧症候群は、通常、出産すると治る病気です。しかし、産後12週以降もタンパク尿や高血圧などの症状が残ることがあり、こういう場合は、高血圧症の可能性が高いので、内科医などで診察を受けておくべきです。
また、産後も上記の症状が残る人の場合は、次回の妊娠時に、重症の妊娠高血圧症候群を発症する可能性が高くなります。したがって、退院してからも、高タンパク、低カロリー、塩分ひかえめの食事を心がけるようにしましょう。そうしないと、場合によっては、慢性的な成人病に移行してしまうこともあるからです。完全に治るまで、医師の指示に従い、薬物療法や食事療法を続ける必要があります。後遺症が残ったまま次回の妊娠をした場合、より症状の重い妊娠高血圧症候群になる可能性大です。
妊娠中に妊娠糖尿病を発症した人の場合も、産後、糖尿病を再発することがあります。日頃からバランスのいい食事を心がけることが大切です。また、年に1度は血糖値を調べ、早期発見できるような態勢をとりましょう。
<<妊娠高血圧症候群とは?>>
かつては妊娠中毒症と呼ばれていた病気で、妊婦さんに特有の症状です。妊娠によって血管への負荷が増えることから発症します。妊娠後期に発症する確率が高く、年齢が高くなるほど発症率はより高まります。
<<妊娠糖尿病>>
妊娠糖尿病は、別名「妊娠時の耐糖能障害」と呼ばれています。妊娠時に糖の代謝異常が起こる病気です。そもそも糖尿病とは、血液中のブドウ糖が、何らかの原因により効率のいい代謝ができなくなり、血糖値が上昇し、尿に糖が排出される病気です。
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