「産褥期のトラブル(会陰切開の痛み)」
◆ 産後、1ヶ月健診を受ける頃には治まる
会陰切開の是非については、近年、様々な意見が交わされていて、しだいに反対派の意見が大きくなっているようです。しかし、ここでは、その是非には触れません。
ここでは、すでに会陰切開を行ったママにとって、その痛みは、どのくらい残るのか、残るとしたら、それはいつ頃までか、について見ていきます。
通常、会陰切開を行う場合は、局部麻酔をおこなった上で、刃先の丸いはさみで切り開きます。切り開く長さは、だいたい、一カ所につき3センチから4センチほど。そして、赤ちゃんと胎盤が出たら、再度局部麻酔を行い、縫合します。この縫合に使う糸ですが、近年は、後で抜糸する必要がない、溶ける糸で行うことが多くなっているようです。なお、溶けない糸で縫合した場合は、5日目頃に抜糸が行われます。
さて、痛みですが、個人差はあるものの、数日から1週間で治まるケースがほとんどです。長引く人でも、1ヶ月健診を受ける頃には、ほとんどすべての人が痛みや違和感から解放されるようです。
会陰切開の痛みが残っている間は、いろんな工夫をして乗り切りましょう。たとえば、いすに座る場合には、円座(ドーナツ型のクッション)を利用するとか、どうしてもガマンできないときは、医師に相談して鎮痛剤を処方してもらうとか。
また、排尿や排便をすると、傷口が開いてしまうのでは、と不安に感じる人も多いようですが、そんなことはありません。しっかり縫合しているので問題ありません。それよりも、排尿や排便を怖がるあまり、便秘とか膀胱炎になる人もいるので、そちらの方が心配です。トイレにはまめに行くようにしてください。大丈夫なので。
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