「産褥期のトラブル(膀胱炎・腎盂炎)」
◆ 膀胱炎から腎盂炎(腎盂腎炎)
産後は膀胱炎にかかりやすくなります。というのも、膀胱や尿路のまわりは、出産の圧力で、産後、一時的にマヒ状態を起こしています。その結果、尿意を感じにくくなったりします。さらに、悪露のために外陰部が不潔になりやすくなり、細菌が膀胱に侵入したりするのです。
こうして膀胱炎になると、症状として、排尿痛が起こったり、頻尿になったりします。排尿痛とは、排尿時に刺すような鋭い痛みがすることです。また、1回に少ししか出ず残尿感がある場合も膀胱炎が疑われます。ひどくなると血尿が出ることも。
さらに、膀胱炎から腎盂炎(腎盂腎炎)になって、腰痛とか発熱が起こったりします。
膀胱炎・腎盂炎の治療には、抗生物質を使います。
膀胱炎・腎盂炎を予防するには、まず、清潔を保つことです。悪露が出たときは、前から後ろに拭き取ってください。後ろから(肛門から)拭き取ると、膀胱に細菌が侵入するからです。また、尿をガマンしないことも大切です。そして、水分をたっぷりとりましょう。
いずれにしても、そもそも妊娠中の妊婦さんは、尿に細菌が入りやすいのです。妊娠中の妊婦さんの15%から20%くらいは、尿に細菌があるといわれているくらいです。したがって、産後は膀胱炎にかかりやすくなっているわけです。
(「 産褥期のトラブル(膀胱炎・腎盂炎) 」の記事 終わり )
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