「産後の避妊法」
◆ コンドームが一番安心
産後、まだ赤ちゃんを望まない場合は、避妊をする必要があります。産後は、赤ちゃんに授乳している時期でもあるので、避妊法も、他の時期とは異なった対応がいる場合もでてきます。
基本的には、コンドームが一番安心でしょう。ピルなどは、授乳中は服用してはいけません。母乳に悪影響があるからです。また、IUDのような器具も、産後3ヶ月ほどは避けるべきです。
◆ 産後の避妊法
(コンドーム)
コンドームは、入手も簡単で、しかも、避妊効果が最も高い用具です。ただし、装着のタイミングには注意が必要です。あくまでも女性器に挿入する前につけなければ意味がありません。挿入しても最初のうちはつけずにおいて、射精直前につける人もいるようですが、これは、明らかに誤った使用法です。なぜなら、精子は射精のときだけ出るのではなく、挿入中に少量ずつもれることもあるからです。なお、近年では、女性の膣内に装着する女性用コンドームも簡単に手に入るようになっています。
(IUD)
IUDとは、子宮内に入れる避妊具のことで、ループ型のものやリング型のものがあります。受精卵の着床を防ぐために使います。産後すぐには使用できませんが、3ヶ月経過すれば使用できます。近年、ホルモンや胴を付加したIUDが開発され、避妊効果が高まっています。使用を希望する人は、産婦人科に相談してください。
(ピル)
まず、授乳中はダメです。ピルを服用すると、母乳の分泌が抑制されてしまうからです。しかし、授乳が終わってからは、避妊効果が非常に高いので、産婦人科で処方してもらうといいでしょう。飲み忘れさえなければ、ほぼ100パーセントの効果があります。そもそもピルとは、低用量のホルモン剤のことで、現在、避妊法の主流となっているものです。
(基礎体温法)
何も基礎体温表をつけることで、避妊が正確に行えるというのではありません。ただ、基礎体温というのは、女性の体のバロメーターになるものです。したがって、これをつけ続けることは、自分の体の状態を知るのにとても参考になりますから、避妊そのものはコンドーム等で行うにしても、産後の体の変化の道しるべとして活用してみてください。
◆ 月経がなくても避妊をすること
まだ子どもを望まない場合は、月経が再開していない時期であっても、しっかり避妊をすべきです。月経がないからと、安心していると、ある日突然月経があり、そして月経があったということは、その2週間前には排卵が行われていたことになるので、もしもその時期に避妊しないでセックスしていたら、受精してしまっている可能性があるからです。赤ちゃんができるのは常に知らないうちなので、気づいた時にはもう手遅れなのです。ご注意を。
(「 産後の避妊法 」の記事 終わり )
|